FXで稼げるようになるまでどのくらいかかる？どうすれば早く稼げるようになるのか解説

FXを始めたものの、「全然稼げない…」「自分には向いていないのかな」と感じている方も多いのではないでしょうか。

FXで稼げるようになるまでの期間は人それぞれですが、どんな人でも勉強や練習を重ねることが必要不可欠です。とはいえ、具体的に何をどうすれば稼げるようになるのか、明確な道筋が見えずに悩むのは初心者にとって当然の心理です。

本記事では、稼げるまでに必要な期間やステップを解説し、初心者が効率よく成果を出す方法を詳しくご紹介します。

初心者がFXで勝てるようになった瞬間には共通点があった？気になる人はこちらの記事もご覧ください。

FXで稼げるようになるまでには時間がかかる

FXで稼げるようになるまでの時間は、トレーダーによって大きく異なります。1年や2年で稼げるようになったという人もいれば、10年以上の時間を要したという人もいます。しかし、FXを正しく理解し技術を習得するのには、必ず個人差があります。

FXで一時的に利益を手に入れることであれば、難しいことではないかもしれません。FXは、たとえ適当にエントリーをしていたとしても、利益になる可能性があります。

1年で稼げるようになった人と同じことをしても、同じように1年で技術が身につくわけではありません。FXで稼げるようになりたいという気持ちがあるのであれば、急ぐことよりも確実に技術を上達させることを重視しましょう。

例えば、いきなりリアルトレードで始めるよりも、利益にならなくてもデモトレードで実践を積んだほうが、結果的に早く安定した利益につながる可能性が高いです。FXで稼げるようになるまでは、誰でも時間がかかることは当たり前であると理解し、着実にFXの技術を上げていきましょう。

FXで稼げるようになるまでに意識すべきこと

FXで稼げるようになるまでに、必ず意識しておいてほしいことを解説します。

以下の2点についてしっかりと意識しておいてください。

FXで稼げるようになるためには、正しい理解が大変重要です。まず大前提として、FXはギャンブルのように一攫千金を狙うものではない、という点は必ず理解しておきましょう。

必勝法は存在しない

FXに必勝法はひとつもありません。

FXを始めたばかりの人のなかには、「プロのトレーダーと同じ手法でトレードすれば勝てる」「一部の人だけが知っている特別な勝ち方がある」と勘違いしている人も少なくありません。誰でも勝てる手法、いわゆる「聖杯」と呼ばれるものをいつまでも探している人もいます。しかし、残念ながらFXには、誰でも必ず勝てる方法など存在しません。

インターネットやSNSなどで、さまざまな「必勝法」と呼ばれる情報が出回っています。90%勝てる手法、初心者でもすぐ勝てる方法、といった謳い文句でアピールしているケースも珍しくありません。

FXには誰でも勝てる方法などはなく、それを追い求めている時間は無駄にしかなりません。怪しい情報を信じてトレードをすれば、金銭的な損失も膨らんでしまいます。努力をせずに済む必勝法を探すのではなく、どうすれば技術が上がるのか、というところに目を向けるようにしましょう。

さまざまなところで目にするFXの「必勝法」の正体とは何なのか、「必勝法」に騙されてしまわないためにはどうすれば良いのか、海外FXの必勝法についてより詳しく知りたい人は以下の記事をぜひ読んでみてください。

稼ぐために必要なのは知識と経験

FXで稼げるようになるためには、正しい知識と十分な経験が必要です。

FXに必勝法はありませんが、近道はあります。それは、FXを正しく理解し、必要な知識を身につけ、自分自身の努力でトレードの経験を重ねることです。これらの努力を怠り、FXに関する勉強をしないでトレードを始めたり、インターネットで仕入れた手法を片っ端から試したりしていれば、すぐに資金はなくなってしまうでしょう。

たとえプロのトレーダーに手法を教えてもらったとしても、それを使いこなせるかどうかは別問題です。そのときの相場をしっかりと分析し、多角的な視点から判断し、過去の検証データに基づいてエントリーをします。

FXの基本的な分析方法である、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を正しく理解し、知識として身につけることも重要です。ただし、ただ知識として詰め込むのではなく、利益につなげるための方法として活用し、実際のトレードにつなげなければ意味がありません。

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FXで稼げるようになるまでに踏む順序

実際にFXで稼げるようになるまでには、どのような手順を踏めば効率よく技術につなげられるのかを解説します。

どれだけたくさんの勉強や練習をしていても、あまり意味のないことばかりを続けていては、いつまでたっても稼げるようにはなりません。ここでは、初心者の人ができる限り無駄を省き、技術上達に効果的に活かせる手順を紹介します。

基礎知識を勉強する

FXで稼げるようになるためには、FXの基本的な知識を必ず理解しておかなければなりません。

FXにおいて大変危険なのが、一切の知識がなくてもボタン1つで損益が発生してしまうという点です。知識がない状態でトレードをすれば、当然損失が発生しやすいというのは容易に想像がつくと思います。それよりも危険なのは、知識がない状態で利益が発生してしまった場合です。

FXの基礎的な専門用語、チャートの見方、取引プラットフォームの利用方法など、トレードに関する知識は必ず理解しておきましょう。トレードの練習をしていく中でわからないことがあれば、曖昧な理解でそのままにしておくのは危険です。必ず一度立ち止まって調べ、しっかりと理解をしてから次に進むようにしましょう。

ただし、何から何まですべて覚えようとする必要はありません。初心者の人でありがちなのが、チャートパターンやプライスアクションなどをすべて丸暗記しようとするケースです。すべてのチャートパターンなどを丸暗記したところで、そのセオリーどおりに価格が動くことは決して多くありません。

トレードに必要な知識だけをしっかりと勉強したら、それ以上の細かな知識を身につけることに時間を使うのはあまりおすすめできません。FXは座学で技術が上がることはないので、現実のチャートを研究する方向へ目を向けましょう。

デモトレードで演習を積む

FXで稼げるようになるためには、まずはデモトレードから始めましょう。

デモトレード：各FX業者が用意しているデモ口座を利用し、バーチャルマネーを使ってトレードを練習すること

デモ口座は、実際のリアル口座とほとんど同じ環境でトレードができるようになっており、リアルタイムの本物のチャートを使います。そのため、自己資金の損失のリスクなく、実際のトレードと同じ取引ができます。

早く稼げるようになりたいのであれば、リアルトレードをしたい気持ちを強い意志で抑え、デモトレードで徹底して練習することが大切です。少しの油断が、大きな損失を招きかねません。ある程度デモトレードで安定して稼げるようになってきたとしても、リアルトレードでまったく同じトレードをするのは難しいです。

デモトレードの場合はバーチャルマネーを利用するため、現実の自己資金を使ったトレードと同じような緊張感が得られません。そのため、デモトレードで練習をする段階から、自己資金を使ってトレードをするのと同じような緊張感を持つことが重要です。

自分のトレードスタイルを把握する

FXで稼げるようになるためには、自分自身に最適なトレードスタイルを見つけることが重要です。

FXにおけるトレードスタイルとは、主にポジションの保有時間によるトレードのやり方の違いのことです。自分自身の仕事や生活スタイル、性格などに合わせた適切なトレードスタイルが決まれば、より利益にもつなげやすくなります。FXの主なトレードスタイルは、以下の4パターンです。

トレードスタイル	スキャルピング	デイトレード	スイングトレード	ポジショントレード （長期保有）
分析に使う主な時間足	1分足～5分足	15分足～日足	4時間足～週足	日足～
ポジションの保有時間	数秒～数分	数分～数時間	数日～数週間	数週間～数年
トレードの頻度	1日に数十回～数百回	1日に1回～数回	数日～数週間に1回	数週間～数年に1回
メリット	隙間時間でも利益になる	ほぼ毎日チャンスがある	初心者でもトレードしやすい	短期的なの相場変動の影響を受けづらい
デメリット	難易度が高い	頻繁なチャート確認が必要	エントリーチャンスが少ない	経済の知識が必要
おすすめな人	上級者	中級者 トレードの時間が確保しやすい人	初心者 トレードの時間が確保しづらい人	ファンダメンタルズ分析中心の人

トレードスタイル	スキャルピング	デイトレード	スイングトレード	ポジショントレード （長期保有）
分析に使う主な時間足	1分足～5分足	15分足～日足	4時間足～週足	日足～
ポジションの保有時間	数秒～数分	数分～数時間	数日～数週間	数週間～数年
トレードの頻度	1日に数十回～数百回	1日に1回～数回	数日～数週間に1回	数週間～数年に1回
メリット	隙間時間でも利益になる	ほぼ毎日チャンスがある	初心者でもトレードしやすい	短期的なの相場変動の影響を受けづらい
デメリット	難易度が高い	頻繁なチャート確認が 必要	エントリーチャンスが 少ない	経済の知識が必要
おすすめな人	上級者	中級者 トレードの時間が確保しやすい人	初心者 トレードの時間が確保しづらい人	ファンダメンタルズ分析中心の人

初心者の場合は、スイングトレードがおすすめです。スイングトレードは4時間足以上をメインとしたチャート分析をおこなうため、価格の推移もゆったりとしています。仕事で忙しくトレードの時間が確保しづらい人でも、数時間に一度程度チャートが確認できれば取引できます。

反対に、スキャルピングなどのポジションの保有時間が短くトレードの回数が多いトレードスタイルは、初心者にはおすすめしません。特に初心者の場合、すぐに結果が出ることからスキャルピングでギャンブルのようなトレードを繰り返してしまいやすく、FXの技術の上達が遠のく要因となってしまいます。

思うように技術が上達しなかったり、FXに対する理解がなかなかできないと感じている場合は、トレードスタイルを変えてみましょう。チャートに対する見方も大きく変わるため、急にFXの技術が上達し稼げるようになるケースも珍しくありません。

トレード手法を定める

FXで稼げるようになるためには、トレードで使う手法は1つに絞りましょう。

トレードの手法とは、どのようなタイミングで、どのような根拠でエントリーするのかというやり方のことです。初心者のうちは、さまざまな手法を次々と試してしまう人が多いです。

次々と手法を変えていては、いつまでもFXの技術は身につきません。

そのためにも、手法はひとつに絞り、その手法をとことん研究し自分のものにしていくことが重要です。プロのトレーダーであっても、手法はひとつであるケースが多いです。

まずは、プロのトレーダーのやり方をまねしてみたり、手法を発信している情報を利用するのが良いでしょう。重要なのは、選んだ手法が勝てないからとすぐ投げ捨ててしまうのではなく、勝てる手法になるまで磨き上げることです。

勝てる手法を作り上げるためには、検証が必要不可欠です。検証とは、過去のチャートを使ってその手法を何度も試すことです。何百回～何千回と検証を繰り返すことにより、その手法の勝率や期待できる利益などさまざまなデータが集まります。

トレード時のマイルールを決める

FXで稼げるようになるためには、マイルールを作り、そして徹底して遵守することが重要です。

マイルールは手法に含まれる部分でもありますが、トレードをするときの決まり事すべてを指します。例えば、エントリーする通貨ペア・エントリーする時間帯・ロット数の算出方法・エントリーの根拠・損切りの根拠・利益確定の根拠など、注文から決済までのすべてのことです。

マイルールに合致しなければ絶対にエントリーはしてはいけませんし、適当な勘でロット数や損切り位置を変更することもいけません。FXで安定した利益を稼ぐためには、トレードの再現性が高くなければなりません。

マイルールを破ってしまえば、トレードの再現性は一気に失われます。根拠をもって利益につなげていた部分がなくなるため、トレードはギャンブルになり、損失を増やす要因にしかなりません。

マイルールを守ることで、損失を最低限に、狙った利益を確実に獲得するトレードが可能になります。損失も想定の範囲内となるため、トレードが感情に左右されることも少なくなるでしょう。

トレードの記録をつける

FXで稼げるようになるためには、すべてのトレードを必ず記録しておきましょう。

手法を磨き上げるためには検証が不可欠で、そこで得たデータが利益につながります。同じように、すべてのトレードのデータは、将来の利益につなげるための重要な財産です。しっかりとトレードの記録をつけておけば、負けやすいトレードや勝ちやすいトレードがさらに絞られ、利益につながりやすくなります。

トレードの記録には、以下のような項目を残しておきましょう。

これらのトレード記録を毎日振り返ることで、トレードの質が上がり、より安定した利益が得られるでしょう。

PDCAサイクルを回す

FXで稼げるようになるためには、PDCAサイクルを意識してみましょう。

PDCAサイクルとは、物事の質を高めるための4つのステップによるサイクルのことです。PDCAサイクルの4つのステップとは以下のとおりです。

このPDCAサイクルを、FXに当てはめてみましょう。

Plan （計画）
どのような手法を利用して、どのようなルールで利益を狙うのか目標を立てる。
どの通貨ペアを、どの時間足で分析するのか、トレードプランを立てる。
どのタイミングでエントリーし、どのタイミングで決済するのか、具体的なルールを決める。

Do （実行）
計画したトレードプランに従って、トレードルールを遵守し実際にトレードをおこなう。
トレードの記録をつける。

Check （評価）
トレードの結果を分析する。
計画どおりにトレードできたか確認し、反省点や改善点などを洗い出す。

Act （改善）
評価結果をふまえて、トレードのルールなどを変更する。
改善した内容を基に、次回以降のトレードに活かす。

このようにPDCAサイクルを意識し実行することで、より効率よく技術も向上し、早く稼げるようになることが期待できます。

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FXで稼げるようになったら

FXで安定した利益を稼げるようになってきたらどうするべきなのかを解説します。

FXは、利益が安定してきたとしてもそれがゴールではありません。その利益をより長く稼ぎ続け、そしてより多くの利益につなげるためには、以下の2点が重要です。

学び続けることが大切

FXは、稼げるようになったとしても学びを止めてはいけません。

FXは、世界中の国々の通貨の価値によりチャートが形成されています。そのため、毎日絶え間なく変動し続け、一度として同じ状態はありません。今現在稼げていたとしても、相場の状況が変わればその手法が通用しなくなってしまう可能性もあります。

今安定して利益が出せている手法があったとしても、毎日改善点を探し、常に最善の状態にしておくことが重要です。どうしても相場に手法が合わなくなってきたら、別の方法を探す必要が出てくるかもしれません。

稼げるようになっても、いつまでも努力を続けなければいけないのかと落胆するかもしれません。しかし、稼げるようになるまでの努力と、稼げるようになってからの努力は大きく異なります。FXで安定した利益を稼げるようになっていれば、なかなか先の見えないゴールを探すのではなく、獲得できている利益を増やすフェーズに入ります。

ロット数を増やす

FXで安定した利益が稼げるようになって来たら、ロット数が増やせるようになります。

FXの大きな魅力は、レバレッジがかけられるという点です。レバレッジを利用すれば、少ない資金からでも大きな利益が狙えます。エントリーするロット数が大きくすれば、同じ技術を利用して何倍もの利益につなげられます。

0.01ロットでエントリーをして勝てる技術があるのであれば、それが1ロットになろうとも10ロットになろうともやることは変わりません。同じトレードをしていながら、利益の金額の桁が大きく変わります。

例えば、一般的な海外FX業者では、0.01ロットでドル円をトレードした場合、20pipsで得られる金額は200円です。しかし、同じ条件で10ロットでエントリーをすれば、1,000倍の20万円の利益となります。

FXは一度技術が身についてしまえば、複利を利用して一気に利益を伸ばすことも可能です。FXでいわゆる「億り人」が誕生するのは、このプロセスによるものです。つまり、FXでしっかりと技術が身につけば、誰でも億り人になれる可能性を秘めています。

以下の記事では、億り人になるために意識すべきことなどを紹介しています。億り人を目指してみたい人はぜひ読んでみてください。

FXで稼げるようになるまでひたすら勉強と練習を積もう

FXで稼げるようになるまでの期間は、人によって異なります。とはいえ、たくさん勉強をし、たくさんトレードをしたからといって、早く稼げるようになるわけではありません。

決して焦らず、強い精神力で根気よく続けることが、稼げるようになるための何よりの秘訣です。FXで稼ぐのは、誰でも実現可能です。自分を信じて、諦めずに努力を続けましょう。

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