海外FXの禁止事項を網羅して解説!ペナルティは?海外FXならではの注意点も紹介

ともや

海外FXを始めたいけどどんなことが禁止事項か分からない、、海外FXの注意点をしっかり把握しておきたいな。

海外FXの禁止事項や注意点が気になる方必見!最大レバレッジや豊富なボーナスが魅力の海外FXですが、禁止事項を知らずに取引すると口座凍結や出金拒否など取り返しのつかない事態になりかねません。

そこで本記事では、本記事では海外FXの代表的な禁止行為とその理由、違反した場合のペナルティ、誤解されがちなグレーゾーン、被害に遭った際の対処法、そして安全に業者を選ぶ際の注意点まで網羅します。

不安を解消し、安心してトレードを始められる知識を身につけましょう。

この記事のまとめ

海外FXでは、禁止されている取引などをしてしまうと口座凍結されることも少なくないです。海外FXで口座凍結された場合の被害や対処法については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

りゅういち

海外FX歴10年で、様々な取引をしてきたため、海外FXの禁止事項にはかなり詳しいです。皆様のお役に立てれば嬉しいです!

目次

海外FXの禁止事項は?

海外FXの禁止事項は複数口座間の両建て取引など

「海外FXで知らないうちに禁止事項に該当する取引をしてしまっていた」という事態を避けるためにも、海外FXの禁止事項を把握しておきましょう。海外FXの代表的な禁止事項は下記のとおりです。

複数口座間での両建て取引

複数口座間での両建て取引

海外FX業者の多くでは、複数口座間での両建て取引は禁止事項に該当します。複数口座間での両建て取引が海外FXで禁止事項になる理由は、海外FX業者が提供している「ゼロカットシステム」や「ボーナス」を悪用した取引につながるからです。

ボーナスやゼロカットシステムを悪用した取引の例

  1. 「FX業者A」と「FX業者B」で1つずつ口座を開設し、それぞれ口座開設ボーナスをもらう
  2. 雇用統計など価格がどちらかに大きく動くタイミングを狙ってA社の口座ではロングB社の口座ではショートのポジションを持つ(自己資金は入金せずに口座開設ボーナスのみでトレードする)
  3. ロングの方向に価格が大きく動いた
  4. B社の口座は含み損が増えて強制ロスカットされる(ロスカットが間に合わず口座残高以上の損失が出た場合でも、ゼロカットシステムが適用されれば口座残高は0円にリセットされる)
  5. A社の口座では大きな利益が出る

上記のようなゼロカットシステムやボーナスを悪用した取引が横行すると、FX業者は多額の損失を補填しなければならなくなり、経営破綻につながりかねません。実際にXMTradingでは1人で複数口座間の両建ては禁止事項の筆頭に挙げられています

裁定取引(アービトラージ)

海外FXの主な禁止事項の一つの裁定取引(アービトラージ)とは、異なる海外FX業者間での同じ通貨ペアに生じる一時的な価格差を利用して利益を得る取引方法です。

裁定取引(アービトラージ)を図で解説

FX業者はそれぞれ独自のレートを配信しており、同じ通貨ペアでも他社との価格差が一時的に発生する場合があります。

同じ通貨ペアで一時的に発生した価格差は埋まる可能性が高いため、価格の高い業者で売りポジションを持ち、価格の安い業者で買いポジションを持つと、理論上は価格差分の利益が得られます。

裁量取引の例

  1. ドル円のレートが「A社:1ドル140.00円」「B社:1ドル140.10円」だった
  2. ドル円をA社の口座で1ロット買い、B社の口座で1ロット売った
  3. 差額が『(140.10-140.00)×1ロット(10万通貨)=1万円』のため理論上は1万円の利益が出る

異なる業者間での裁定取引は前述の「複数口座間での両建て取引」にも該当し、ボーナスやゼロカットシステムの悪用につながるため、多くの海外FX業者で禁止事項になっています。

窓開けや窓埋めだけを狙った取引

海外FXでは、窓開けや窓埋めだけを狙った取引も禁止事項になります。「窓開けや窓埋めだけを狙った取引」とは、土曜日のFX市場クローズ時と月曜日のFX市場オープン時の価格差のみを狙った取引方法です。

窓開け:ローソク足とローソク足の間に空白ができること。取引所が休みの日や相場の急変動が発生した際に起こりやすい

また、窓埋めは為替レートが窓開けを埋めるように動く現象です。

窓開けや窓埋めだけを狙った取引を図で解説

窓開けや窓埋めだけを狙った取引は、大きな利益を狙える反面大きな損失を出すリスクがあります。窓開けや窓埋めだけを狙った取引で損失が発生してゼロカットを適用した場合、FX業者はトレーダーの代わりに損失を補填しなくてはいけません。

多くのトレーダーが窓開けや窓埋めだけを狙って大きな損失を出し、そのたびにゼロカットを適用していたら、FX業者の経営は立ち行かなくなってしまいます。

経済指標発表時だけを狙った取引

経済指標の発表時だけを狙った取引も、禁止事項としている海外FX業者が多いので注意しましょう。経済指標発表時だけを狙った取引が禁止されている理由は、経済指標発表時は大きな値動きが起こりやすく、強制ロスカットのリスクが高まるからです。

経済指標の発表時だけを狙った取引も、禁止事項としている海外FX業者が多いので注意

例えばアメリカの「雇用統計」「GDP(国内総生産)」各国の金融政策決定会合」などは、注目度の高い経済指標として為替レートに大きく影響します。

そういった重要な経済指標発表時だけを狙った取引により多大な損失を出すトレーダーが増え、そのたびに損失を補填していたのでは、FX業者はサービスの提供が継続できなくなってしまいます。

もっとも経済指標時の取引自体が全面禁止というわけではありません。通常取引の延長で指標前後にポジションを持つことまで禁じるものではありません。ただし業者によって基準が異なるため、頻繁に指標トレードをする方は各社の規約を確認しておきましょう。

サーバーダウンやレートの遅延を狙った取引

サーバーに過度な負荷をかける高速取引やレート配信の遅延を狙った取引は、多くの海外FX業者で禁止事項にあたります。

サーバーに過度な負荷をかける高速取引やレート配信の遅延を狙った取引は、ごくわずかな時間で注文と決済が繰り返されるため、サーバーが正常に動作しなくなりほかのトレーダーの注文処理に支障が出る可能性があるからです。

ただし、「どれくらいのスピードや頻度で取引すると違反になるのか」を具体的に明記しているFX業者は少ないため、EA(自動売買プログラム)で極端に高速な取引を検討している場合などは、利用する海外FX業者のカスタマーサポートに確認しておくと良いでしょう。

ボーナスクレジットの不正利用をした取引

口座開設ボーナスや入金ボーナスを規約違反の方法で複数回取得したり濫用する行為も禁止事項です。

例えば「1人1回まで」の新規口座ボーナスを名義を変えて重複受領する、家族や知人の情報を無断使用して自分が複数口座を開設しボーナスを貰う、あるいは自己アフィリエイトで紹介制度の報酬を不正に得るといったケースが挙げられます。

これらは明らかにボーナス制度の趣旨に反する不正であり、各社とも厳しく取り締まっています。さらに、ボーナスだけを狙って取引を行わない口座を放置する行為や、ボーナス資金で得た利益のみを即出金するといった行為も嫌われます。

複数人で協力して両建てしボーナスを現金化するような組織的な不正は論外です。ボーナスはあくまで取引促進のサービスとして正当に活用し、不正取得・不正利用は絶対に行わないでください。

りゅういち

いずれの禁止事項も「意図的に業者のルールやシステムの盲点を突いて利益を得ること」が共通しています。

海外FXで禁止事項の取引をした場合のペナルティ

海外FXで禁止事項の取引をした場合のペナルティは、口座凍結されるなど

海外FXで禁止事項とされている取引をした場合、ペナルティが発生します。故意でなくても「禁止事項に該当している」と判断されるとペナルティを受けてしまう可能性があるので、注意が必要です。

海外FXで禁止事項とされている取引をした場合の代表的なペナルティは、下記の3つです。

口座凍結される

海外FXで悪質な規約違反をすると、ペナルティとして口座が凍結されたりアカウントの利用を停止されたりする場合があります。

海外FXで悪質な規約違反をすると、口座が凍結されたり、アカウントの利用を停止される

口座凍結やアカウント停止になると、取引がまったくできなくなります。多くのケースでは、1回でも口座凍結やアカウント停止になると、2度と口座が使えなくなってしまうので注意が必要です。

入金済みの証拠金も引き出せなくなる可能性が高く、口座内資産を失うリスクがあります。複数口座を持っている場合、当該業者内の他の口座も連鎖的に利用停止となるケースもあります。

口座凍結は業者が下す最も重い措置の一つであり、「今後一切その業者で取引できなくなる」ことを意味します。長期にわたり築いてきた利益や取引履歴を一瞬で失う事態になりかねないため、禁止行為は絶対に避けるべきです。

違反行為をした覚えがない場合に口座凍結のペナルティを受けてしまった場合は、カスタマーサポートへ連絡してペナルティを受けた理由や状況を確認しましょう。FX業者が「悪質な行為ではない」と判断した場合は、口座の使用を再開できる可能性があります。

獲得した利益・ボーナスが没収される

規約違反となる不正取引で得た利益や付与されたボーナスを没収されるケースも多いです。

具体的には、問題となった取引で生じた利益分が口座から差し引かれたり、ボーナスクレジット残高が0に調整されたりします。過去に遡ってそれまでに獲得した全利益を取り消される例もあり、そうなれば今までの苦労が水の泡となってしまいます。特にボーナスの不正取得が発覚した場合は、当該ボーナスで生じた利益はすべて没収されると考えてよいでしょう。

また、制裁としてトレードコンテストの賞金剥奪ポイントプログラムのポイント減算などが行われることもあります。

なお、不正が明白な場合を除き、元々自分が入金した証拠金そのものまで没収されるケースは稀です。入金額まで奪うような業者は逆に詐欺の可能性が高いため、そのような極端な事例に遭遇した際は要注意です。

出金拒否される

出金拒否になる主なケースは、利用者側の問題と悪質な海外FX業者によるもの

海外FXにおける「出金拒否」とは、利用している取引口座から自分名義の銀行口座などへ、口座残高の出金を申請してもFX業者によって出金が拒否されることです。出金拒否になる主なケースは次の2つです。

利用者側の問題による出金拒否

利用者側の問題による出金拒否は、海外FXの取引口座を利用しているトレーダー側に規約違反や不正行為があったために、FX業者から出金を拒否されるケースです。

例えば「スキャルピングが禁止事項となっている海外FX業者だと知らずに、スキャルピングをしてしまっていた」などのように、悪意がなくても規約違反になってしまう場合もあるため注意しましょう。

悪徳な海外FX業者による出金拒否

悪徳な海外FX業者による出金拒否は、最初から詐欺目的で運営されている悪徳なFX業者によって、理由なく出金が拒否されるパターンです。

ほとんどの海外FX業者の場合、取引が禁止事項に該当してしまっても入金した金額までは没収されませんが、入金分まで没収された場合は詐欺的な業者の可能性があります。

海外FXで出金拒否される原因や出金拒否された場合の対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。出金拒否について不安を抱えている人は、ぜひご覧ください。

以上が主なペナルティですが、この他にも取引履歴の強制決済(ポジション強制クローズ)や口座のダウングレード(優遇措置剥奪)などの措置が取られることもあります。いずれにせよ禁止事項への抵触は百害あって一利なしです。

次章では、禁止事項に関するよくある誤解や業者ごとの違いについて補足します。

海外FXの禁止事項に関する誤解とグレーゾーン

海外FXの禁止事項に関する誤解とグレーゾーンをわかりやすく説明した画像

海外FXの禁止事項については、一部で誤解されている点やグレーゾーンも存在します。

禁止行為を恐れるあまり、本来は問題ない取引まで避けてしまっては機会損失になりかねません。ここでは禁止事項にまつわる勘違い業者によるルールの違いについて解説します。

スキャルピングや自動売買(EA)は禁止ではない

「海外FXはスキャルピング禁止?」と心配する声がありますが、ほとんどの海外ブローカーはスキャルピング公認です。同様に商用の自動売買ソフト(EA)利用も基本OKで、禁止事項には該当しません。

海外FX業者は約定力が高く高速取引に耐える設計を売りにしているところも多く、むしろスキャルピング歓迎としている場合もあります。

ただし異常な高速連打注文でサーバー負荷をかける行為に及べばNGです。また一部業者では例外的に「○○秒未満の超短期取引禁止」など細則があるため、心配な方は各社FAQで確認すると安心です。

経済指標時の取引は全面禁止ではない

前述で解説した通り、「重要指標発表時だけを狙って大勝負する」ような取引は嫌われますが、指標発表そのものの参加が禁止なわけではありません

実際、多くのトレーダーが指標時にも取引しています。禁止事項となるのは極端なケースに限られ、通常の取引の中で指標前後にエントリーする程度で処罰されることはまずありません。

むしろ指標トレードOKを明言している業者もあります。ただし、指標前にスプレッドが拡大するのは仕様なので「約定拒否やスリッページが発生しやすい」点には注意しましょう。それを「出金拒否」と混同しないようにしてください。

同一口座内の両建ては可能

日本国内のFXでは同一通貨ペアの両建ては禁止(FIFOルールなど)ですが、海外FXでは単一口座内での両建ては認められるのが一般的です。

これは多くの海外ブローカーが公式に表明しているルールで、実際XMなどでも「同一口座内・同一通貨ペアでの両建ては違反でない」と明記されています。

したがって、ポジションの一部をヘッジ目的で反対売買してリスク調整するといった使い方は問題ありません。ただしボーナス狙いや異業者間を利用した両建ては規約違反になる点を混同しないよう注意しましょう。

「勝ちすぎると口座凍結」の真偽

「海外FXで儲けすぎると業者に口座凍結される」という噂がありますが、正当な取引で得た利益であれば凍結されることは通常ありません

大手業者の多くは高額出金にも問題なく応じています。凍結されるのはあくまで何らかの規約違反があった場合です。むしろ不正のない優良トレーダーは業者にとっても手数料収入源として歓迎されるはずです。

過度に心配せず、クリーンな取引を心掛けていれば利益が大きくなっても堂々と出金できます。ただし悪質業者の場合、正当な利益でも難癖をつけ出金拒否する恐れがあるので、そこは次項の業者選びで対策しましょう。

禁止事項の細かな基準は業者ごとに異なる

海外FX各社は共通して上述のような行為を禁じていますが、どこまでを違反とみなすかの線引きには若干の違いがあります。

例えば指標時の取引を明示的に禁止事項リストに載せている業者もあれば、特に触れていない業者もあります。ボーナス規約も各社で異なり、許容される範囲が違います。

したがって、新しく口座開設する際は必ず公式サイトの利用規約やよくある質問を確認しましょう。「○○社では大丈夫だったのに別の△△社で同じことをしたら違反扱いになった」というケースもあり得るため、業者ごとのルールの違いを把握することが大切です。

海外FXで禁止事項トラブルに遭った場合の対処法

海外FXで禁止事項トラブルに遭った場合の対処法をわかりやすく説明した画像

もし「知らずに禁止行為をしてしまい口座が凍結された」「利益の出金を拒否されてしまった」等のトラブルに直面したら、以下のような対応策を検討してください。

証拠を整理し業者サポートに問い合わせる

まずは落ち着いて取引履歴やメールの記録を確認しましょう。どの取引が問題視されたのか、業者から連絡や警告メールが来ていないかを調べます。

その上で、業者の日本語サポートまたは英語サポート窓口に事実関係の説明と解除のお願いをします。意図的ではなく誤解や偶発的な取引であれば、その旨を丁寧に伝えることでペナルティが緩和される可能性もあります。

ただし明白な不正の場合は交渉は難しいかもしれません。

金融当局や第三者機関への苦情申立て

業者との直接交渉で解決しない場合、業者が登録している金融ライセンス当局に苦情を申し立てる方法があります。

例えば英国FCAやキプロスCySEC等のライセンスを持つ業者なら、その監督当局にトラブルを報告できます。迅速な返答は期待できませんが、業者にとって当局からの問い合わせは無視できず、状況が動く可能性があります。

また、一部の海外ブローカーは紛争解決機関(ADR)の仕組みを用意している場合もあるため、公式サイトで確認しましょう。

専門家(消費生活センターや弁護士)に相談

自分だけでは対処が難しい場合、公的な相談窓口や法律の専門家に相談することをおすすめします。日本国内の「消費生活センター」では海外FXに関する相談も受け付けていますv

実際、「利益が出ているのに出金に応じてもらえない」といった海外FXの相談が増えており注意喚起されています。また、金融庁の金融サービス利用者相談室でも相談可能です。

さらに「出金拒否 FX 弁護士」などで検索すると、海外FXトラブル解決の実績がある弁護士事務所が見つかります。専門家に相談することで適切なアドバイスや、場合によっては業者への法的なアプローチも期待できます。

りゅういち

以上が考えられる対処法です。もちろん最善はトラブルに遭わないよう予防することです。

禁止事項以外で海外FXを利用する前に抑えたい注意点

禁止事項以外で海外FXを利用する前に抑えたい注意点は入出金ルールなど

1,000倍を超えるレバレッジや豊富なボーナスなどメリットが大きい海外FXですが、禁止事項のほかにも、始める前に知っておきたい注意点が主に7つあります。

入金や出金にルールがある

海外FXでは複数の入出金方法が用意されており便利な反面、入出金のルールが複雑でわかりにくい点がデメリットです。ほとんどの海外FX業者ではマネーロンダリング防止のために、下記の入金・出金ルールが定められています。

海外FX業者の代表的な入金・出金ルール
  • 入金と出金は同じ方法でなければならない
  • 同一名義ではない口座には入出金ができない
  • クレジットカードでの出金は入金額と同額まで
  • 出金には優先順位が決められている

ルールを把握した上で入出金の手続きをしないと、「入金したつもりが入金できていなかった」「出金したい金額が出金できなかった」などのトラブルにつながりかねません。

海外FXで取引を始める際は、あらかじめ利用するブローカーの入金と出金のルールを把握しておきましょう。

レバレッジが高い

海外FXは、レバレッジが高いことに注意が必要です。レバレッジが高いと、少額の資金で大きな利益を狙えるメリットがありますが、少しの値動きによって大きな損失を出してしまうリスクもあるからです。

日本国内のFXは最大レバレッジが25倍であることに対して、海外FXではFX業者によって1,000倍や2,000倍などの高いレバレッジを選択できます。

海外FX業者名最大レバレッジ
Exness
Exnessのアイコン画像
無制限
Vantage Trading
vantage アイコン
2,000倍
XMTrading
XMTradingのアイコン画像
1,000倍
海外FX業者の最大レバレッジの例
海外FX業者名最大レバレッジ
Exness
Exnessのアイコン画像
無制限
Vantage Trading
vantage アイコン
2,000倍
XMTrading
XMTradingのアイコン画像
1,000倍
海外FX業者の最大レバレッジの例
りゅういち

初心者の方はデモ口座からスタートし最小ロットの取引数量から慣れていくと、ハイレバレッジでもリスクを抑えたトレードをしやすいでしょう。

日本語サポートに対応していない業者がある

海外FX業者は、日本語でのサポートに対応していない場合があります。対応している業者の中でも、メールから通話まですべての日本語サポートに対応していたり、メールサポートのみ日本語対応していたりなど、さまざまなケースがあります。

業者ごとの日本語サポート対応例

  • メール・チャット・通話すべてで日本語対応
  • チャットや通話はできないがメールは日本語対応
  • 日本語のメールに対応しているが自動翻訳で日本語がおかしい
  • 日本語でのサポートに一切対応していない

日本語のサポートに対応していないと、取引や入出金などでトラブルがあった場合に解決が遅れたり、伝えたいことが伝わらなかったりする可能性があります。

特に海外FX初心者の人は、できるだけ日本語のサポートが充実している海外FX業者を選んだほうが安心です。

累進課税が適応される

国内FXでは利益にかかる税率が、所得にかかわらず一律で20.315%の「分離課税」が適用されます。一方の海外FXでは、利益に対して累進課税の「総合課税」が適用されるので、利益が多くなるほど税金の支払いも多くなります。

所得額所得税率住民税率合計税率
195万円以下5%10%15%
195~330万円以下10%10%20%
330~695万円以下20%10%30%
695~900万円以下23%10%33%
900~1,800万円以下33%10%43%
1,800~4,000万円以下40%10%50%
4,000万円以上45%10%55%
海外FXにかかる税率
スクロールできます
所得額所得税率住民税率合計税率
195万円以下5%10%15%
195~330万円以下10%10%20%
330~695万円以下20%10%30%
695~900万円以下23%10%33%
900~1,800万円以下33%10%43%
1,800~4,000万円以下40%10%50%
4,000万円以上45%10%55%
海外FXにかかる税率

所得額が330万円以下であれば海外FXのほうが低い税率になり、330万円を超えると国内FXのほうが低い税率になるため、海外FXで稼げる金額が多くなってきたら、経費の申告や法人口座の活用などによって税金対策を考えると良いでしょう。

信託保全が義務化されていない

信託保全とは

日本の国内FX業者は、日本の法律によって「信託保全」が義務化されていますが、海外FX業者は日本の法律の範囲外であるため、信託保全が義務化されていません。

信託保全:FX業者の運用資金と顧客の資金を分別し、顧客の資金は信託銀行にて全額管理される管理方法

資金の管理方法に信託保全を取り入れていない海外FX業者では、もしもFX業者が経営破綻した際に、顧客資金が返金されないリスクがある点に注意しましょう。

海外FX業者で取引する場合は、資金管理方法に信託保全を採用しているFX業者や、分別管理でも顧客資金への補償がある保険に加入しているFX業者を選ぶと安全性が高まります。

また、金融ライセンスを取得している業者を選ぶことも大切です。金融ライセンスを取得している海外FX業者は、第三者機関によって一定の安全性が示されているからです。

ロスカット水準が低い

国内FXと海外FXではロスカット水準が異なり、海外FXのほうがロスカット水準が低い傾向にあります。

ロスカット水準が高いとロスカットが発動するリスクが高まる

ロスカット:証拠金維持率が一定の水準を下回ったときに、ポジションが強制決済されるシステム

国内FXのロスカット水準は50~100%が一般的ですが、海外FXのロスカット水準は20%が一般的です。ロスカット水準が低いほど含み損に耐えられてポジションがロスカットされにくくなり、ロスカット水準が高いほどポジションがロスカットされやすくなります。

ロスカット水準が高いと、急激な相場変動により予想以上に早くロスカットが発動するリスクが高まります。これにより、大きな損失を未然に防げず、資金が迅速に減少する可能性があります。また、わずかな相場の逆行でもポジションが強制決済され、特にレバレッジを高く設定している場合、少しの価格変動で口座資金が急激に減少することになります。

ただし、海外FX業者の中にもロスカット水準が40~50%の業者も存在するため、利用する海外FX業者のロスカット水準の高さ・低さをしっかり確認しましょう。

りゅういち

ロスカット水準をあらかじめ把握しておかないと、想定外のタイミングでロスカットされて損失を出してしまう可能性があります。

金融ライセンス未所持の悪徳業者に注意

海外FXを利用する際は、最初に「信頼性のある金融ライセンスを保持しているFX業者か」を確認しましょう。海外にはとても多くのFX業者が存在しており、中には金融ライセンス未所持の悪徳業者も存在しているからです。

金融ライセンス未所持の海外FX業者は、金融監督機関による監視や規制を受けていないため、不正行為を働いても罰せられにくく、顧客の投資資金が安全に管理されていない可能性があります。

金融ライセンス名ライセンスの取得難易度保有しているFX業者の例
イギリス金融行動監視機構
(FCA)
★★★★★XMグループ
Vantageグループ
キプロス証券取引委員会
(CySEC)
★★★★☆XMグループ
Exnessグループ
バヌアツ金融サービス委員会 (VFSC)★★★☆☆ThreeTrader
セイシェル共和国金融庁
(FSA)
★★☆☆☆日本向けのXM
日本向けのExness
海外FX業者が保有する金融ライセンスの例
金融ライセンス名ライセンスの取得難易度保有しているFX業者の例
イギリス金融行動監視機構
(FCA)
★★★★★XMグループ
Vantageグループ
キプロス証券取引委員会
(CySEC)
★★★★☆XMグループ
Exnessグループ
バヌアツ金融サービス委員会 (VFSC)★★★☆☆ThreeTrader
セイシェル共和国金融庁
(FSA)
★★☆☆☆日本向けのXM
日本向けのExness
海外FX業者が保有する金融ライセンスの例

信頼性の高い金融ライセンスを保有している海外FX業者は、金融監督機関による運営の監視や規制を受けているため、トレーダーの資金が適切に保護されます。

例えば、グループ会社が取得難易度の高い「イギリス金融行動監視機構」と「キプロス証券取引委員会」のライセンスを保有しているXMtradingは、信頼性の高い海外FX業者の1つです。

海外FXの金融ライセンスについては、以下の記事で詳しく解説しています。また、各ライセンスの取得業者も紹介しているので、安全性の高い業者で取引したい人はぜひご覧ください。

海外FX業社を選ぶときの注意点

海外FX業社を選ぶときの注意点は、業者ごとの最大レバレッジの違いやスプレッドの差など

ここからは海外FX業者を選ぶときの注意点を、詳しく解説します。海外FX業者を選ぶときは、下記の7つに注意しましょう。

業者ごとに最大レバレッジが違う

海外FXでは業者ごとに最大レバレッジが異なります。

海外FX業者最大レバレッジ
XMTrading
XMTradingのアイコン画像 
1,000倍
Vantage Trading
Vantageのアイコン画像
2,000倍
FXGT
FXGT.comのアイコン画像
5,000倍
HFM
HFMのアイコン画像
2,000倍
Exness
Exnessのアイコン画像
無制限
海外FX業者最大レバレッジ
XMTrading
XMTradingのアイコン画像 
1,000倍
Vantage Trading
Vantageのアイコン画像
2,000倍
FXGT
FXGT.comのアイコン画像
5,000倍
HFM
HFMのアイコン画像
2,000倍
Exness
Exnessのアイコン画像
無制限

1,000倍でも非常に高いレバレッジですが、中にはFXGTの5,000倍やExnessのレバレッジ無制限などもあります。同じFX業者の中でも、口座タイプによってレバレッジが異なる点に注意しましょう。

業者ごとにスプレッドに差がある

海外FXでは業者ごとにスプレッドに差があります。また、同じ業者でも口座タイプによってスプレッドが異なる場合があります。

業者名(口座タイプ)USD/JPYEUR/USD
XMTrading
(KIWAMI極)

XMTradingのアイコン画像
1.461.00
Vantage Trading
(Premium)

Vantageのアイコン画像
1.100.70
FXGT
(Pro)
FXGT.comのアイコン画像
2.351.20
HFM
(Premium)

HFMのアイコン画像
3.002.00
Exness
(Standard)

Exnessのアイコン画像
0.980.90
海外FX業者の平均スプレッド(2024/10/31時点)
業者名(口座タイプ)USD/JPYEUR/USD
XMTrading
(KIWAMI極)

XMTradingのアイコン画像
1.461.00
Vantage Trading
(Premium)

Vantageのアイコン画像
1.100.70
FXGT
(Pro)
FXGT.comのアイコン画像
2.351.20
HFM
(Premium)

HFMのアイコン画像
3.002.00
Exness
(Standard)

Exnessのアイコン画像
0.980.90
海外FX業者の平均スプレッド(2024/10/31時点)

上記の表は、海外FX業者(口座タイプ)ごとの平均スプレッドを比較したものです。「USD/JPY」は「米ドル/日本円」を、「EUR/USD」は「ユーロ/米ドル」の通貨ペアを表しています。

業者ごとにボーナスキャンペーンに特徴がある

海外FXでは業者ごとにボーナスの有無が異なり、キャンペーン内容にもそれぞれ特徴があります。

海外FX業者開催中のボーナス
XMTrading
XMTradingのアイコン画像
口座開設ボーナス:13,000円
・入金ボーナス:100%+20%
Vantage Trading
Vantageのアイコン画像
口座開設ボーナス:15,000円
・入金ボーナス:120%+50%+20%
・Vantage Rewards:好きな特典と
交換可能
FXGT
FXGT.comのアイコン画像
口座開設ボーナス:15,000円
・入金ボーナス:100~120%
・25% Loyaltyボーナス

(最大70万円)
10% Loyalty暗号資産ブースター
・無制限キャッシュバック
HFM
HFMのアイコン画像
入金ボーナス:20%
利息還元:余剰証拠金の2~3%
Exness
Exnessのアイコン画像
なし
海外FXの主なボーナスの例(2024/10/31時点)
海外FX業者開催中のボーナス
XMTrading
XMTradingのアイコン画像
口座開設ボーナス:13,000円
・入金ボーナス:100%+20%
Vantage Trading
Vantageのアイコン画像
口座開設ボーナス:15,000円
・入金ボーナス:120%+50%+20%
・Vantage Rewards:好きな特典と

交換可能
FXGT
FXGT.comのアイコン画像
口座開設ボーナス:15,000円
・入金ボーナス:100~120%
・25% Loyaltyボーナス

(最大70万円)
10% Loyalty暗号資産ブースター
・無制限キャッシュバック
HFM
HFMのアイコン画像
入金ボーナス:20%
利息還元:余剰証拠金の2~3%
Exness
Exnessのアイコン画像
なし
海外FXの主なボーナスの例(2025/5月時点)

海外FXでは豪華なボーナスキャンペーンを実施しているケースが多くありますが、一方でボーナスよりも取引環境を重視している業者の場合は、ボーナスキャンペーンを実施しない傾向にあります。

初心者の人には、ボーナスキャンペーンの豊富な海外FX業者がおすすめです。なぜならボーナスを有効活用することで、自己資金を使わずに利益を狙える場合があるからです。例えばXMTradingでは、入金する前でも口座開設ボーナスの13,000円だけで取引をスタートできます。

ただし自分のトレードスタイルに合ったFX業者を選ぶことも大切なので、ボーナスだけで決めずに、レバレッジやスプレッド、取引環境などトータルで判断しましょう。

ゼロカットシステムがない業者もある

海外FXでは、追証発生のリスクがないゼロカットシステムを採用している業者がほとんどですが、中にはゼロカットシステムを採用していない業者もあります。

ゼロカットシステムを採用している主な海外FX業者は、下記のとおりです。

ゼロカットシステム採用FX業者

レバレッジの高い海外FXで安全に取引するには、ゼロカットシステムを採用している業者を選ぶようにしましょう。

業者ごとに取引のルールが違う

海外FXでは業者ごとに取引のルールや禁止事項が異なります。そのため、利用する海外FX業者の取引ルールを把握して、自分の取引スタイルに合った業者を選ぶ必要があります。

スクロールできます
海外FX業スキャルピング自動売買ボーナスを利用した取引コピートレード
XMTrading
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(ボーナスは基本的になし)
海外FXの取引ルールの例(2024/10/31時点)
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(ボーナスは基本的になし)
海外FXの取引ルールの例(2024/10/31時点)

海外FXでは多くの場合スキャルピングや自動売買が認められていますが、中にはスキャルピングを禁止している業者もあるので注意しましょう。例えば、iForex(アイフォレックス)では、スキャルピングが禁止されています。

入出金の通貨に日本円が対応していない業者がある

海外FX業者の中には、口座通貨(入出金や取引に使用する通貨)に日本円が対応していないケースもあります。

口座通貨で日本円が使えないと、取引中の損益が計算しにくく、計算ミスによって想定外の損失につながってしまう可能性もあります。

日本円で取引できる業者の例

リスクを減らすためにも、できるだけ口座通貨に日本円を選択できる海外FX業者を選びましょう。

一部詐欺業社がある

海外FX業者の中には、利用者に非がないにも関わらず、一方的に出金拒否や口座凍結をする悪質な業者も一部存在しています。特に、設立されて間もない業者やネット上に口コミがまったくない業者は、利用しないほうが無難です。

詐欺業者に騙されないためには、最初に対象の業者が金融ライセンスを保有しているのか、どのような種類の金融ライセンスを保有しているのかを確認することが大切です。

金融ライセンスの確認をした上で「運営歴の長さ」や「ゼロカットシステムの有無」「日本語のサポート体制」などもチェックしていきましょう。

りゅういち

なお、当サイトでおすすめしている海外FX業者は、すべて金融ライセンスを所有しており、信頼性の高いもののみに絞っています。

海外FXの禁止事項についてよくある質問

海外FXの禁止事項に関するよくある質問にお答えします。

海外FXの禁止事項は全業者統一されている?

海外FX業者によって禁止事項は異なります

しかし、ゼロカットシステムやボーナスを悪用した取引は海外FXでは禁止事項に該当することがほとんどで、出金拒否や口座凍結されてしまうので注意が必要です。

海外FXでは他社間両建てを禁止事項としているところが多いが、ロングとロングなどポジション保持ならいいのか?

禁止事項は海外FX業者によって異なるので、利用する海外FX業者の規約を確認するか、カスタマーサポートへ確認すると良いでしょう。

2時間だけ他社間で両建て取引をしてしまったがバレる?

2時間だけの他社間両建て取引で出金拒否されることは少ないと考えられますが、海外FXでは禁止事項とされている取引が発覚するとペナルティにつながるため、複数のFX業者間で取引するときは注意が必要です。

海外FXを始める前に禁止事項を抑えよう!

海外FXを始める前に禁止事項を抑えよう

海外FXは国内FXにはない禁止事項もあるため、事前に内容を把握しておくことが大切です。あらかじめ海外FXの禁止事項や注意点を理解し、ボーナスやハイレバレッジを効果的に活用できれば、海外FXで大きな利益を狙えます。

この記事のまとめ
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