海外FXのボーナスには税金がかからないって本当?確定申告が必要な場合も解説

ともや

海外FXで口座開設ボーナスと入金ボーナスをどちらももらえたんだけど、ここから税金ってとられちゃうのかな?不安だから教えてほしい。。。

海外FXでは豪華な口座開設ボーナスや入金ボーナスが魅力ですよね。しかし、豪華だからこそ海外FXでもらったボーナスに税金がかかるのか気になりますよね。

海外FXで提供されるボーナスには基本税金はかかりません。しかし、一部課税の対象となるボーナスもありますので、注意が必要です。

この記事では、海外FXでもらえるボーナスの税金事情についてどこよりも詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

りゅういち

この記事のライター:りゅういち
海外FX歴10年で、水平線と移動平均線を用いたシンプルな手法でトレードをしています。取引所の良いところから悪いところまでお伝えし、皆さんのお役に立てれば嬉しいです!

税金のかからない豪華な口座開設ボーナスがもらえる海外FX業者が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

目次

海外FXでは、現金化できるボーナスに税金がかかる

現金化できる海外FXボーナスには税金がかかる

海外FXで提供されるボーナスクレジットには、基本的に税金はかかりません。理由としては、口座開設ボーナスや入金ボーナスなど、通常のボーナスクレジットは証拠金としてしか利用できないのが一般的であり、引き出して現金として利用することはできないためです。

りゅういち

ショッピングなどで貯まるポイントなどと同じように、税務上は、収入とはみなされず、課税もされません。

しかし、現金化できる一部のボーナスクレジットは課税対象となるため注意が必要です。通常のボーナスクレジットと同様のものだと思い込んでいると、利益として申告漏れになってしまうため脱税になってしまいます。

現金化できるボーナスクレジットには、例えば、取引量に応じて付与されるキャッシュバックボーナスや、特定の条件を満たすことで現金化できるポイントなどが挙げられます。

これらのボーナスは、直接的に現金として受け取ることができるため、税務上は収入とみなされ、課税対象となります。課税対象となる可能性のある海外FXの現金化できるボーナスの例は次のとおりです。

ボーナスには税金がかからないものだと思い込まず、FX業者が提供するボーナスキャンペーンの詳細や、現金化できるボーナスの種類や条件などを事前にしっかりと把握し、適切な申告を行うようにしましょう

それでは、課税対象となる可能性のあるボーナスについて一つ一つ見ていきます。

キャッシュバックボーナス

ロイヤルキャッシュバックやTariTari(タリタリ)といったキャッシュバックサイトから得られるボーナスは現金化できるため税金がかかるので注意が必要です。

キャッシュバックサイトとは、FXでトレードした取引量に応じて、現金でのキャッシュバックが受けられるサイトのことです。FX会社と提携しているIB(紹介者)が運営している場合が多く、キャッシュバックサイトを経由してIBに紐付いた口座を開設することで、トレーダーはキャッシュバックを受け取ることができます。

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キャッシュバックサイトで得た現金は、税務上は雑所得として扱われます。そのため、必ず確定申告で申告する必要があります。キャッシュバックサイトで受け取った現金は、同じ雑所得であるFXの利益や損失と合算して申告ができます。

キャッシュバックサイトで受け取れる現金は、FXの損益にかかわらず取引をしたロット数で算出されることが多いです。そのため、キャッシュバックで受け取れる金額が、FXでの損失を上回るケースも考えられます。

確定申告が必要ない場合

FX取引での損失が5万円で、キャッシュバックサイトから5万円のキャッシュバックを受け取った場合、合算してプラスマイナスゼロになるため、確定申告の必要はない。

キャッシュバックサイトでは、キャッシュバックした現金が課税の対象になるかどうかという点を記載していないケースもあります。用途が限られず、現金で銀行振込などでキャッシュバックを受けた場合は、基本的に課税対象になるということを頭に入れておきましょう。

クッション機能なしの入金ボーナス

クッション機能が付いていない入金ボーナスは、自己資金に換金されて口座に移動した場合や、実際に現金として引き出した場合は課税の対象となります。

クッション機能のついていない入金ボーナスは、クッション機能があるものよりも条件が劣る分、一定の取引条件を満たすことで現金として出金できるようになるケースが多いです。

ボーナスクレジットとしてFX業者の口座に入っているうちは課税の対象とはなりませんが、ボーナスクレジットではなく自己資金に換金されて口座に移動した場合や、実際に現金として引き出した場合は課税の対象となります。

クッション機能のない入金ボーナスは課税対象になる場合がある

例えば海外FX業者のAXIORYでは、一定の取引ロット数でのトレードをすると、ロット数に応じてボーナスが出金可能な残高へ移動するキャンペーンをしていたことがあります。このキャンペーンの場合は最大10万円の現金化が可能でした。

りゅういち

この10万円を実際に出金せずとも、ボーナスクレジットではなくFX口座の残高として資金移動した場合、その時点から課税対象となります。

またAXIORYの場合、抽選で最大100万円の現金が当たるキャンペーンなどもおこなわれており、このケースもボーナスクレジットではなく現金での収入となるため、課税対象となります。

このようにクッション機能のない入金ボーナスは、出金可能な残高に換金できるケースが多いため、申告を忘れてしまわないように注意が必要です。

XMTradingやBigbossのロイヤリティポイント

XMTradingBigBossなど、独自のロイヤリティプログラムを展開している場合も、課税対象となる可能性があるため注意が必要です。

海外FX業者におけるロイヤリティプログラムは、取引量に応じてポイントが貯まるシステムです。このポイント自体は課税対象ではありません。しかし一部の業者は、貯まったロイヤリティポイントを現金化できるサービスを提供しています。ポイントを現金化した時点から課税対象になります。

ロイヤリティポイントが課税対象になる場合とならない場合

ロイヤリティポイントは現金ではなく、スマートフォンや家電などの商品と交換できるケースもあります。この場合はポイントを現金化せず商品と交換しているため、課税対象とはなりません。

ただし、ポイントを一度現金化して、その金額を商品の購入費用に充てた場合は、現金化しているため課税対象となります。手元に残る商品は同じでも、その経緯によって課税となるか否かが変わってくるため注意が必要です。

また、貯まったロイヤリティポイントを使ってFXトレードをおこない、そこで利益が発生した場合も課税対象となります。海外FX業者の各種ポイントは、各FX業者により取り扱いが異なります。利用規約などをしっかりと読み、現金扱いになるようであれば必ず納税するのを忘れないようにしましょう。

海外FXで税金がかからないボーナスの種類は?

税金がかからない海外FXボーナスには2種類ある

海外FXで税金がかからないボーナスの種類を解説します。一般的に海外FX業者から付与されるボーナスクレジットであれば、付与された時点では課税対象とはなりません。海外FXで税金がかからないボーナスの種類は以下のとおりです。

一つずつ見ていきましょう。

口座開設ボーナス

海外FX業者を口座開設した際に提供される口座開設ボーナスは、一般的に税金の対象とはなりません。口座開設ボーナスは、FXの口座に付与されますが、自己資金とは別の扱いとなり、ボーナスクレジットとして入金されます。

口座開設ボーナスは、基本的にFXのトレードのみで利用できる証拠金として付与されるクレジットであり、それ以外の用途では利用できません。すなわち、FX業者内でのみ利用できるポイントのような扱いとなります。

りゅういち

したがって、一般的なポイントカードのポイントが課税されないのと同じように、現金として出金できないため、課税の対象外です。

ただし、一部のFX業者では口座開設ボーナスを現金化したり、口座開設ボーナス自体を現金で付与するケースもあります。この場合は、口座から引き出して利用できる現金となるため、課税の対象となります。また、口座開設ボーナスを利用して得た利益も、全額課税の対象です。

口座開設ボーナスを受け取る際には、そのボーナスが現金化できるかどうか、現金で付与されるのか、それとも証拠金としてのみ利用できるのか、事前に確認することが重要です。現金で付与される場合、ボーナス自体も利益もすべて課税対象となることを理解しておきましょう。

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入金ボーナス

入金ボーナスに関しても、口座開設ボーナスと同じように、一般的に税金の対象とはなりません。入金ボーナスとは、海外FX業者に入金をした際に、その金額に応じてボーナスクレジットが付与されるキャンペーンです。入金ボーナスもFXの口座に付与されますが、自己資金ではなく「ボーナスクレジット」として別枠で入金されます。

口座開設ボーナスと異なる点としては、入金ボーナスは入金ボーナスだけで取引するのではなく、自己資金と合わせてトレードに利用されるケースが多いです。その場合であっても、非課税であるという扱いに変わりはありません。

ただし、一部のFX業者では入金ボーナスを現金化したり、入金ボーナス自体を現金でキャッシュバックするケースもあります。この場合は、口座から引き出して利用できる現金となるため、課税の対象となります。

また、入金ボーナスを利用して得た利益も、全額課税の対象です。

入金ボーナスを受け取る際には、そのボーナスが現金化できるかどうか、現金で付与されるのか、それとも証拠金としてのみ利用できるのか、事前に確認することが重要です。

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海外FXのボーナスの税金に確定申告が必要な人

海外FXで利益が出た際、確定申告が必要となるのはどのようなケースなのか解説します。

海外FXで得た利益で確定申告が必要になる人は一定所得額を超えた人

まず、サラリーマンのような給与所得者の場合、給与所得以外に年間20万円以上の所得が発生した場合、確定申告が必要です。FXでの利益だけでなく、ほかに雑所得があれば合算する必要があります。つまり、FXでの所得が1万円でも、他の雑所得が19万円あれば確定申告が必要になります。

個人事業主や専業主婦など、給与所得を得ていない人の場合は、年間所得が48万円以上になった場合に確定申告の必要が出てきます。ちなみに、確定申告をすればその内容をもとに自動的に住民税が決定されるのが一般的であるため、住民税を別途申告する必要は原則不要となります。

また、所得とは、利益から経費などを差し引いた金額です。海外FXでは、さまざまなものを経費として計上できます。例えばFXに関する書籍、セミナーの参加費、交通費、文具代、インターネット利用料金、インジケーターの購入費用、取引手数料などです。

りゅういち

利益が一定の金額を超えて確定申告の必要が出てしまいそうでも、これらの経費を差し引けば所得金額が下がるため、確定申告の必要がなくなるかもしれません。

具体例

  • サラリーマンの人が海外FXで25万円の利益を得た場合、給与所得以外に年間20万円以上の所得が発生している→確定申告が必要
  • 上記に追加して、FXに関する書籍やセミナー代などの経費が10万円あった場合、利益から経費を差し引いた所得は15万円→確定申告の必要はない

なお、ボーナスを利用して獲得した利益であっても、自己資金のみで獲得した利益であっても、税金の扱いは変わりません。また、ボーナスから換金された現金などであっても、同様に扱いは同じです。申告漏れがないように注意しましょう。

確定申告は自分で行うこともできますが、不安な場合は税理士に依頼することも検討しましょう。税理士に依頼する場合は、費用がかかりますが、確定申告の手続きを専門家に任せることができるので安心です。

海外FXで安定した利益が出るようになってきた場合は、確定申告が必要かどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。

海外FXの税金事情について詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

海外FXでボーナスを活用した節税方法

海外FXでボーナスを活用した節税方法についてご紹介します。

海外FXでボーナスを利用した節税方法は経費計上とボーナス利用を組み合わせたり、課税タイミングを調整することである。

経費計上とボーナス利用を組み合わせる

ボーナスで出た利益に対しても、取引手数料や通信費、書籍代、セミナー参加費、消耗品費など、FX取引に関するさまざまな費用を必要経費として計上することができます。

計上可能な例
  • インターネットやスマホの通信費
  • FXに関する書籍やセミナーの参加費
  • 取引に使ったパソコンやプリンターの一部費用(家事按分)
  • 自宅の家賃や光熱費

これらはすべて、FX取引に使った割合を合理的に計算して経費に含めることが可能です。

一時所得と雑所得を分けて確定申告する

現金化可能なボーナスは「一時所得」、取引利益は「雑所得」として分けて申告することで、課税額を抑えられる場合があります。一時所得は50万円まで非課税枠があるため、活用すると節税効果が期待できます。

現金化できるボーナスを10万円もらった場合

  • この10万円は一時所得となる
  • 他に一時所得がなければ、50万円の特別控除内なので課税されない

現金化できるボーナスを60万円もらった場合

  • 計算式は60万円-0円(経費)-50万円(特別控除)}×1/2=5万円となる
  • よって、課税額は5万円

含み益を翌年に持ち越して課税タイミングを調整

含み益を翌年に持ち越して、課税タイミングを調整することも可能です。

ボーナスを使った取引で得た含み益は、決済しない限り課税対象になりません。そのため、決済タイミングを調整することで、その年の課税所得をコントロールできます。

ですが、翌年に支払う税金も増えてしまい、支払いに苦労する可能性もあります。持ち越しをするときは慎重に判断しましょう。

海外FXのボーナスは現金化したら税金がかかる

海外FXのボーナスは、現金化できる場合のみ税金がかかる

海外FXのボーナスはそのままでは基本的に課税対象となりません

しかし、ボーナスを使ってトレードをして利益が発生したり、ボーナス自体を出金できる現金に換金した場合は税金の課税対象となるため注意しましょう。ある程度安定した利益が出せるようになってきたら、確定申告について学び始めると良いでしょう。脱税は重罪となってしまうため、決しておろそかにせず正しく申告しましょう。

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