
海外FXで口座凍結されたら怖いな、、。口座凍結する理由や、口座凍結を避ける方法を知りたい!
海外FXでの口座凍結とは、海外のFX業者で開設した取引口座が凍結され、資金の出金や取引が一時停止されてしまう状態を指します。
突然口座が使えなくなると資金が引き出せず大変困りますが、適切な予防策を講じておけば未然に防ぐことが可能です。
本記事では、海外FX業者で口座凍結される理由や口座凍結された時の解除方法などを解説します。海外FX業者を利用中に口座凍結された方や、海外FX業者でこれからトレードする方に向けた内容ですので、是非ご一読ください。
- 海外FXでの口座凍結とは、特定の条件によって取引口座が操作できなくなること
- 海外FXで口座凍結になる主な理由には「利用者による規約違反」「一定期間の口座放置」「海外FX業者の経営破綻や悪徳業者による詐欺」などがある
- 海外FXでの口座凍結を避けるには「使用する業者の利用規約の確認」「信頼性・安全性の高い老舗業者での取引」が重要

この記事のライター:りゅういち
海外FX歴10年で、水平線と移動平均線を用いたシンプルな手法でトレードをしています。取引所の良いところから悪いところまでお伝えし、皆さんのお役に立てれば嬉しいです!
海外FXで口座凍結をされると出金ができない

海外FXにおける口座凍結とは、証券会社側によって口座の利用が停止されることで、ログインや入出金、取引といったすべての操作ができなくなる状態を意味します。口座凍結になると、以下のような現象が起こります。
- 入金・出金ができない
- 取引ができない
- 取引口座へログインできない
- ボーナスが使えない
上記のようなサインが見られた場合、口座が凍結されている可能性が高いでしょう。
なお「休眠口座」と呼ばれる一定期間取引のない口座の場合、凍結とは区別されるケースもあります(休眠状態では一部ログイン等が可能な場合もあります)。
以下では口座凍結以外で出金拒否される事例について解説しているので、海外FXで得た利益を損したくない人はご覧ください。

海外FXで口座凍結される理由

海外FXで口座凍結されてしまう理由について確認していきましょう。海外FXで口座凍結される理由は、主に以下の3つがあります。
規約違反
海外FXで口座凍結される理由には、利用者による規約違反があります。

海外・国内を問わずFX業者では、不正取引の防止や健全な運営体制を維持するために業者ごとに利用規約や禁止事項が定められており、違反した場合はペナルティとして口座を凍結される場合があるからです。
海外FXで規約違反になるケースについて見ていきましょう。海外FXで規約違反になる代表的なケースには、以下の3つがあります。
取引方法
海外FX業者の中には、特定の取引方法を禁止しているケースがあります。禁止事項に該当する方法で取引した場合は、規約違反になってしまうことがあります。
- スキャルピング
- 複数口座間での両建て取引
- 裁定取引(アービトラージ)
- 自動売買
なお、海外FX業者ごとに禁止している取引方法が異なるため、すべての海外FX業者が上記の取引方法を禁止しているわけではありません。
スキャルピングや自動売買などを禁止していない業者や、取引方法の自由度が高い業者も存在します。
海外FX業者で口座開設をする際には、禁止の取引方法を確認しておくと良いでしょう。
ボーナスの不正

口座開設ボーナスや入金ボーナスなどのボーナスキャンペーンを提供している海外FX業者では、ボーナスの不正利用が禁止されています。
ボーナスが豪華な海外FX業者には「XMTrading」や「VantageTrading」、「FXGT」などがあり、それらの海外FX業者では、ボーナスに対して以下の禁止事項が設けられています。
- 複数メールアドレスからの登録による口座開設ボーナスの重複取得
- 虚偽の個人情報での口座開設によるボーナス取得
- 取引ごとに発生するボーナスポイントを得る目的のためだけにする両建て取引
ボーナスの不正利用が発覚すると、ボーナスそのものや、ボーナスを利用して得た利益が没収される可能性があります。
また、悪質な不正取引だと判断された場合は、口座凍結され、その業者で二度と取引できなくなってしまう可能性もあるため、規約を守って取引しましょう。
名義関係

海外FXのアカウント開設は、「1人につき1アカウント」が基本です。同一人物による複数アカウントの開設や、家族や友達など他人の名義を借りて行うアカウントの開設は禁止されています。
メールアドレスを二つ用意すればバレないだろう、と思っていてもIPアドレスを確認されれば不正が発覚します。同居している家族で、同じ海外FX業者のアカウントを作成したい場合などは、不正登録を疑われないように事前にカスタマーサポートなどに問い合わせると良いでしょう。
なお、一般的に海外FX業者では、1つのアカウントで複数の口座を作成できます。
そのため、例えば「ボーナスの不正利用」や「他人名義での会員登録」など、利用者側に規約違反があったと認められた場合は、FX業者が利用者の口座を凍結する可能性があります。
本人に悪意がなく気付かないうちに規約違反に該当してしまった場合でも、口座凍結につながる可能性があるので、海外FXで取引する際は前もって利用する業者の規約を確認しておきましょう。
一定期間の口座放置
取引口座を一定期間放置することも、口座凍結の原因になります。
海外FX業者ではサーバーの負荷を抑える目的などで、一定の期間取引が行われていない口座は自動的に休眠口座へ移行し、さらに休眠口座を一定期間放置すると、凍結口座になるケースがあるからです。
例えば、海外FX業者大手のXMTradingでは、以下の条件で取引口座が休眠口座や凍結口座へ移行します。
XMTradingの休眠口座の条件 | 概要 |
---|---|
取引口座が休眠口座になる条件 | ・口座残高がないまたは500円未満で、90日以上のあいだ取引がない |
休眠口座になった場合のペナルティ | ・口座残高がなくなるまで1か月あたり5USDの口座維持手数料が発生する |
休眠口座が凍結口座になる条件 | ・休眠口座を90日間放置すると凍結口座になる |
また、Axioryでは、以下の条件で取引口座が休眠口座や取引口座に移行します。
Axioryの休眠口座の条件 | 概要 |
---|---|
取引口座が休眠口座になる条件 | ・1年以上のあいだ取引や入出金がない |
休眠口座になった場合のペナルティ | ・口座残高がなくなるまで1か月あたり5USDの口座維持手数料が発生する |
休眠口座が凍結口座になる条件 | ・休眠口座を90日間放置すると凍結口座になる |
このように休眠口座や凍結口座の扱いや移行する条件などは、海外FX業者ごとにそれぞれ異なるので、あらかじめ使用するFX業者のルールを把握しておきましょう。
海外FX業者の倒産・詐欺による口座凍結は裁判でも対処が難しい
海外FX業者の倒産や詐欺業者の被害によって口座凍結になった場合は、裁判を起こしても利益や入金額を取り戻すことは難しいです。これは、海外を拠点に運営している海外FX業者では日本国内の法律が適用されないためです。

口座凍結によるトラブルを防ぐためにも、海外FX業者の経営破綻や悪徳な詐欺業者の被害に遭わないようにすることが重要です。そのためには、安全性や信頼性の高い海外FX業者で取引することが絶対条件となります。
安全性の高さは、信頼性の高いライセンスがあるか、運営実績があるか、口コミが良いか、等で多角的に判断する必要があります。
海外FXで口座凍結されても解除できる場合がある

海外FXで口座凍結されてしまっても、解除できる場合があります。ここからは、海外FXで口座凍結された場合の2つのケースについて見ていきましょう。
口座が休眠になった場合
海外FXで口座が休眠状態になっている場合は、サポートに問い合わせることによって、すぐに解除できる場合が多いです。
また、サポートセンターに問い合わせるまでもなく、解除できる場合もあります。口座の休眠や凍結に関する考え方は業者によって異なりますが、例えばXMTradingでは、次の方法で休眠状態を解除できます。
- 休眠口座へ追加で入金する
- 休眠口座のMT4/MT5へログインして取引をする
しばらく使用しなかったために休眠状態となった口座は、比較的簡単に解除できるケースが多いことを覚えておきましょう。
規約違反の場合、粘り強く交渉すれば解除できる可能性もある
海外FXで不正取引や悪質な規約違反をしたと判断されたことが原因で口座を凍結された場合、カスタマーサポートへ問い合わせても凍結の解除は基本的に期待できません。
FX業者は不正取引に厳しく対処しているうえに、運営拠点が海外にある海外FX業者に対して凍結を解除するための裁判を起こすことも、費用や手間を考えると現実的ではないからです。

ただし、粘り強く交渉すれば凍結が解除される可能性もゼロとは言い切れません。
意図せず規約違反に該当してしまった場合は、カスタマーサポートから規約違反であることを知らなかった旨や、以後は規約を厳守することなどを丁寧に伝え、口座凍結を解除してもらえないか相談してみましょう。
海外FXで口座凍結の被害を受けない為には

海外FXで口座凍結を避けるためには、事前に対策を把握しておくことが大切です。海外FXで口座凍結を避けるために大切なことは、以下の3つです。
アカウントを作る前に利用規約を確認する
海外FXで口座凍結の被害にあわないためには、使いたい業者の利用規約を、アカウントの作成前に確認しておくことが大切です。

海外FXでは業者ごとに利用規約が異なるため、他の海外FX業者では許可されていたことも、別の海外FX業者では規約違反になるケースもあります。そのため、FX経験の有無に関わらず、規約は確認しておくことをおすすめします。
例えばExnessでは、複数口座間の両建てが可能ですが、他の海外FX業者では基本的に複数口座間の両建ては禁止されています。そのため同じ人が同じ方法で取引していても、業者によって「規約違反になる場合」と「規約違反にならない場合」があります。
取引する業者の利用規約に違反してしまわないか判断が難しい場合などは、カスタマーサポートへ相談し、自分のしたい取引方法が規約違反に該当するか確認しておくと安心です。
安心安全の老舗業者で取引する

海外FXで口座凍結になる主なケースには、「利用者による規約違反」や「一定期間の口座放置」、そして「海外FX業者の倒産や詐欺」があります。
その中で、海外FX業者の倒産や詐欺による口座凍結を避けるには、安全性や信頼性の高い老舗業者で取引することが効果的です。
安全性が高くボーナスキャンペーンの豊富な老舗業者で取引したい場合は、以下の海外FX業者がおすすめです。
ボーナスはそこまでいらないが、トレード環境の整った老舗業者で取引したい場合は、以下の海外FX業者がおすすめです。
上記の海外FX業者は、それぞれ豊富な運営実績があり、ユーザーの口コミからもトラブルの少ない海外FX業者と言えるでしょう。
また、追証による借金のリスクがない「ゼロカットシステム」を採用しており、さらに、信頼できる金融ライセンスも保有しているため、安全性の高いFX業者と言えます。
長期間トレードしない場合は出金しておく
長期間トレードしなかったために取引口座が休眠状態となり、口座維持手数料が引かれてしまう事態を避けるには、あらかじめ取引口座から出金して残高をゼロにしておくことも1つの手です。
一般的に海外FX業者では、残高がゼロの取引口座から口座維持手数料が引かれることがないため、あらかじめ残高をゼロの状態にしておくと口座維持手数料の発生を避けられます。
また、例えば取引口座を90日間放置していると休眠状態になるFX業者の場合は、3カ月に1度だけでも定期的に取引していれば、取引口座の休眠化や放置による凍結を予防できます。
金融ライセンスを保持している業者を選ぶ
海外FX業者を選定する際は、まず公的な金融ライセンスを取得しているかを確認しましょう。
FCA(英国)やASIC(豪州)、CySEC(キプロス)などの一流ライセンスは、資本要件や顧客資金の分別管理、定期監査報告など厳格な規制を課しています。
ライセンス取得業者は不正行為が発覚すれば免許取り消しや巨額罰金のリスクを負うため、利用者に対し誠実な運営を続けるインセンティブがあります。
公式サイトのロゴ表記だけを鵜呑みにせず、規制当局の公開レジストリで業者名・ライセンス番号を検索し真偽を確認することが重要です。

無登録業者や「登録申請中」と曖昧に記載するサイトは避け、信頼できるライセンス情報が明示されている業者を選ぶことで、口座凍結リスクと資金消失リスクを大幅に低減できます。
海外FXの口座凍結に関してよくある質問
- 海外FX業者はなぜ口座を凍結するのですか?
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用者保護や不正防止、法令順守のための措置です。 具体的には、長期間取引がない休眠口座を整理するため、あるいはマネーロンダリング防止の法規制に従って一定期間で未使用口座を凍結することがあります。
また、ボーナスの不正利用や禁止された取引手法を用いたユーザーに対しては、他の健全な利用者を保護する目的で口座凍結という厳しいペナルティを科すのです
- 海外FXで口座凍結されるとどうなりますか?
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口座凍結されると、取引口座へのログインや入金・出金、新規ポジションのオープンなど一切の取引操作ができなくなります。要するにその口座は凍結解除されるまで凍結状態となり、資金も引き出せない状態です。
- 海外FXの口座凍結は解除できますか?
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原因によっては解除可能な場合があります。 例えば休眠(長期間未利用)が原因の凍結であれば、サポートに連絡して取引再開の意思を示し、所定の手続きを行うことで凍結解除されるケースが多いです。
一方、利用規約違反による凍結は解除が難しく、その口座は半永久的に閉鎖されたままとなる可能性が高いでしょう(
口座凍結に注意して海外FX取引をしよう

海外FX業者で取引する場合は、口座凍結にならないように事前に使用するFX業者の利用規約や禁止事項を理解しておきましょう。
海外FXでは一般的な口座凍結の理由に加えて、各業者ごとに定められた独自の利用規約があるためです。
- 海外FXでの口座凍結とは、特定の条件によって取引口座が操作できなくなること
- 海外FXで口座凍結になる主な理由には「利用者による規約違反」「一定期間の口座放置」「海外FX業者の経営破綻や悪徳業者による詐欺」などがある
- 海外FXでの口座凍結を避けるには「使用する業者の利用規約の確認」「信頼性・安全性の高い老舗業者での取引」が重要